労働法と休日労働

労働法とは

 

みなさんは、労働法をご存知でしょうか?
法律に興味がない方、また、別に詳しくなりたいとは思っていない方であっても、仕事をしていく上で、労働法は知っておいて損はありません。

 

この労働法と言う呼び方ですが、実際に「労働法」と言う名称の法律があるわけではありません。実は、労働関係法令をまとめて呼ぶときの総称です。

 

そして、労働関係の法令には、みなさんが良くご存知の労働基準法を始め、労働者派遣法や、男女雇用機会均等法、それから、育児、介護休業法があります。それから、職安法や労組法も労働法のなかのひとつです。

 

労働法の中でも、みなさんがよく知っている、労働基準法は、休暇や賃金などについて定められているので、働く人にとっても一番、身近な法律だと言えるでしょう。

 

 

これらの法律の元となるものには、民法の雇用契約に関する定めもあります。元は、日本国憲法の基本的人権の保障にまで、さかのぼって定められているものであり、労働関係の法律はとても奥が深いのです。

 

基本的なことではありますが、これらの法令は、「労働者を守るため」に存在しています。

 

そして、労働者を雇う側においても、法令を上手に活用することができれば、健全な職場を作ることも可能です。
職場が健全ですと、労働者も十分に力を発揮して働けるわけですから、結果的には会社の利益に繋がるというものです。

 

ですから、労働法は、労働者のための法律でありながら、雇用者側にも利用価値が高いものだと言えますね。